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林家ぼたんのブログ
~落語と講演 Peony~
落語の覚え方
「どうやって落語を覚えるのですか?」
「落語の覚え方を教えてください」
というご質問をよくいただきます。
プロの世界では、その昔「さんべん稽古」なんて言って、
師匠が三回やってくれるのを聴きながら覚えていた
ようです。
しかし、これは教える師匠方の方も大変な労力です。
実際にまだこの方法で教えてくださる方も
いるにはいるのですが、
さんべん稽古するのは前座さんにだけだそうです。
古くはカセットテープ、今はボイスメモのようなもので
師匠の口演を録音させてもらい、
覚えたら、聞いてもらい直してもらう、という形式が
一般的になってきました。
落語教室に通ってらっしゃる方は指導役の方の口演を
録音し、台本を作って、読みながら、聞きながら覚えるのが
良いかと思います。
人によって、文字情報の方が頭に入りやすい人と
音声情報の方が頭に入りやすい人と分かれるようですので、
ご自身にあったやり方で覚えるのが良いでしょう。