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林家ぼたんのブログ

~落語と講演 Peony~

落語の覚え方

カテゴリ / 落語教室
2018.06.07

「どうやって落語を覚えるのですか?」

「落語の覚え方を教えてください」

というご質問をよくいただきます。

プロの世界では、その昔「さんべん稽古」なんて言って、

師匠が三回やってくれるのを聴きながら覚えていた

ようです。

しかし、これは教える師匠方の方も大変な労力です。

実際にまだこの方法で教えてくださる方も

いるにはいるのですが、

さんべん稽古するのは前座さんにだけだそうです。

古くはカセットテープ、今はボイスメモのようなもので

師匠の口演を録音させてもらい、

覚えたら、聞いてもらい直してもらう、という形式が

一般的になってきました。

落語教室に通ってらっしゃる方は指導役の方の口演を

録音し、台本を作って、読みながら、聞きながら覚えるのが

良いかと思います。

人によって、文字情報の方が頭に入りやすい人と

音声情報の方が頭に入りやすい人と分かれるようですので、

ご自身にあったやり方で覚えるのが良いでしょう。