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林家ぼたんのブログ
~落語と講演 Peony~
人生双六
落語家双六があるとしたら上がりは人間国宝?ミュージシャンでいったら武道館?紅白?レコード大賞?(←考え方古いか)
でも定年退職のない仕事で上がりなんかないよなぁと思いました。
先日知り合いの出るライブを観に行ってきました。彼の演奏や他の出演バンド(メタル!)の演奏を観ていたら、上がりとかゴールなんてないな。落語も音楽も好きでしていることだから。売れる売れない、成功してるしていないなど他人からの評価は幸福度とは関係ない。私はそれ(落語をしてお客様に喜んでいただくこと)をすることが好きだからしている。それで十二分では?
友人の会社の後輩が「ビートルズってあの4、5人のバンドですよね?」という迷言を残し、あのビートルズですら「4、5人(もう1人誰よ?ファン?ヨーコ?)」と表されるんだから、成功や名声って時とともに移ろうんだな。そんなものに一喜一憂してはいけないかもしれないなぁと。
齢をとれば、誰しもおじいちゃんかおばあちゃんかどちらかわからない高齢の人になるんだから。灰になるか土になるかするんだから。もし人生双六に上がりがあるのなら、幸せな気持ちで生き抜いて死ぬことじゃないかなぁ。
幸せな気持ちで生き抜くには今日幸せな気持ちでいることだ!
(浅草演芸ホールの高座に上がる時、頭を下げて下りるとき、幸せだなぁと確かに思いました。ご来場の皆様ありがとうございました)