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林家ぼたんのブログ
~落語と講演 Peony~
追悼・六代目円楽師匠
六代目円楽師匠には入門以来ずっと変わらずよくしていただいていました。私が「笑点」のアシスタントに着任してからは特に気にかけていただきました。地元浜松での真打披露(写真左)で私の仕事ぶりについて嬉しいお言葉をくださったことは、その後の支えになりました。
最後にお目にかかったのは「笑点」の収録に鰻弁当をお差し入れくださった時です。出演者だけでなくスタッフの分までご用意なさるような優しい方でした。鰻弁当といえば、私が家族全員願掛けで鰻を絶っている時は私用に鶏弁当を用意してくださったこともありました。下っ端の私のような者にまで気を遣ってくださり、感謝してもしきれません。写真右のハガキは鰻弁当のお礼のお手紙をお送りしたら、療養中にも関わらずわざわざお返事くださったものです。
「サポートよろしく」
私は自身の師匠の闘病生活が長くサポートしておりましたので、多少なりとも頼ってくださったのかと思い、復帰後のお手伝いができず残念です。
鰻弁当のお礼の手紙を書いたと他の人に話した時「次に会った時言えばいいんじゃない?」と言われましたが、お伝えして良かったと思いました。
次に会うことが二度とないこともある
のです。感謝の言葉は、すぐに伝えようと心に誓いました。