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林家ぼたんのブログ
~落語と講演 Peony~
落語で季節感、あなたも『通』の仲間入り?
寄席(よせ)という所は、落語家がたくさん出演します。
演目(根多)はなんと、当日のお楽しみです。
前座さんという一番若手の落語家が最初に出て来て、二ツ目、真打とプログラムが進行していきます。
出演者は自分より前に出た人の演目と似ていない演目を選びます。
そんな中で出演者に人気のある演目があります。それは
季節の演目です。
春になれば花見を舞台にした演目、
夏になれば怪談噺や花火を舞台にした演目、
秋になれば秋刀魚が出てくる演目、
冬になれば聴いていて凍えそうになる演目。
着物の柄と同じで、少し先取りして口演されます。
落語を聴いて「ああ、春だなあ」なんて思えたら、あなたも『通』の仲間入りです。